■ラビュー
■性別:男性 身長:180cm 年齢:不明
人間愛好家の人外。
宇宙人で、地球に来て人間に一目惚れ。地球に住んでからは人間をペットにしたり料理にしたり、様々な方法で人間を楽しんでいる。
生き物を一目見ただけでその姿を模倣する能力を持つが、内臓などその中身はでたらめになる。
同じように地球で暮らすラビューの同族たちとたまにやり取りをしている。
家の地下室では八郎以外の人間を飼っている。
いつでも陽気で、フレンドリー。しかし価値観は人間と全く違うため、優しくする＝殺さない、ではない。
■好き:人間！
■嫌い:ペットを害するもの
■田西 八郎(タニシ ハチロウ)
■性別:男性 身長:175cm 年齢:29歳
人間。
死に場所を探して樹海へ入り、そこにあったキャンプ場跡を利用したヒューマノイズたちの集落に迷い込み、ラビューに捕まりペットにされてしまった。
希死念慮に苛まれる事が多く、よく自傷をしたり自殺をはかったりする。が、毎回ラビューに止められる。
ラビューに付けられた首輪のせいで、ラビューの周囲1km圏内までしか離れられない。
毎日集落でぼーっとしたり、他の人外たちをなんとなく眺めたりして過ごしている。
■好き:眠ること
■嫌い:現実
■ラトロ
■性別:女性 身長:170cm 年齢:不明
母親役の人外。
アラクネと呼ばれる蜘蛛の怪物で、強い毒を持つ。
「家族」を模している集団の母親役をしている。
とても世話焼きで、本物の人間の母親と見紛うほどのママ・スキルを持つ。
父親役のクラールとはとても親密。その昔、住む場所を探して北の地をさまよっている時に出会った。
編み物が得意で、アポフィスの着ている服はラトロが編んだもの。
庭の畑で様々な野菜を育てており、それを使って料理をする事が「人間らしくて」好き。
下半身が蜘蛛のものになっており、脚も黒く細い、蜘蛛のもの。
■好き:家庭的な事
■嫌い:家族を傷つけるもの
■クラール
■性別:男性 身長:190cm 年齢:不明
父親役の人外。
人間からは吸血鬼と呼ばれている人外だが、親を持たず個として自然発生するタイプだったため、家族というものを知らない。
「家族」を模した集団の父親役をしている。
何があっても私が家族を守る！と意気込んでいる。
森の中で野生動物の血を啜っては昼寝をしているような、気性の穏やかな吸血鬼。
たまにラビューから人間の血を分けてもらう。
身体を透明にする事ができる。普段から脚の先がちょっと半透明になっているが、無意識にそうなってしまうらしい。
■好き:おいしい血
■嫌い:敵意を向けられる事
■リアン
■性別:無し 身長:80cm 年齢:不明
子供役の人外。
閉じた紐、その象徴するものとそれに絡み付く紐からなる身体を持つ。脚や腕に見えるのは紐状の身体の一部にすぎない。
「家族」を模した集団の子供役。
純粋無垢で、子供役にふさわしい子供らしい子供。
覚えたことをすぐやってみたり、他の人外の真似をしたり、毎日色々な事をして遊んでいる。
自在に伸びる手足を使って好奇心のおもむくまま、まだ自分の知らないものを探す。
知らないヒトには元気に挨拶をして、悪いヒトは紐で括ってしまう。
■好き:ぱぱとままと、みんな
■嫌い:わるいひと
■アルカンシェル
■性別:女性 身長:130cm 年齢:不明
虹の人外。
自然の力の一端から生まれた精霊で、無意識に人間を魅了してしまう力を持つ。
言葉を持たないが、相手が何を伝えたいのかは分かる。ジェスチャーでやり取りをする。
周囲の自然環境が良ければ良いほど元気になる。ここの集落は自然豊かな山の中なのでいつでも元気いっぱい。自然の乏しい人間たちの住む街へは行きたがらない。
集落の中にある池の側で暮らしている。朝露や花の蜜、果実などを食す。
■好き:蜂蜜
■嫌い:街
■ケートス
■性別:男性 身長:170cm 年齢:不明
幽霊の人外。
常に布を被り、顔を隠している。スポーツが好きで、アクティブに動き回るが激しく動いても頭部の布はびくともしない。布を取ろうとすると嫌がり、抵抗する。
空中浮遊ができるが、地面の上を歩く方が好き。
生物から魂を抜き取って食べる。人間の大人の魂がおいしいらしい。
その正体は何もかもを呑み込む、海の怪物。その亡霊。布の下では波打つ海が、何もかもを呑み込まんと静かな波音を立てて沈んでいる。
いつでも明るく元気に振る舞っているが、時折本質である海の怪物としての顔をのぞかせる事がある。
■好き:おいしい魂
■嫌い:布を取られる事
■アポフィス
■性別:男性 身長:250cm 年齢:不明
眺める人外。
非常に高い身長と、6本の腕、蛇のような尻尾を持つ。
自身の身の回りで起こる事に対して徹底的に傍観者として徹する。たまに人間の街へ行っても何かを眺めているだけ。
それは、そこにただ佇んでいるだけで、風は冷え、草は枯れ、訪れた闇の中では人ならざるものが跋扈する。
それは日を隠すもの。闇そのもの。
彼は自分から行動を起こす事を滅多にしない。自分の引き起こす事は、大概が悪い結果に終わる。故に彼は傍観する。
■好き:眺める事
■嫌い:面倒事
■イズライル
■性別:男性 身長:200cm 年齢:不明
包容する人外。
社会を暮らす人間に必要なのは、友人や理解者から包容される事であると主張をする。
黒い液体の滴る輪が頭上に浮かぶ。彼に巻き付くマフラーのようなものは背中から生えている翼。
コートの下、身体には縦に巨大な口がついており、そこから人間を捕食する。
彼は死そのもの。彼の包容を受けて心を溶かした人間は、彼の中で身体ごと溶かされることとなる。
人心掌握に長けている彼は、夜な夜な人間の街に姿を現しては、腹に入れる人間を探してうろつく。
紳士的なその態度も、ヒトを油断させるためにすぎない。
■好き:人間の味
■嫌い:日の光
■アトン
■性別:男性 身長:200cm 年齢:不明
照らす人外。
輝く光輪、燃える鋭い目が特徴。背中から紐状の腕を伸ばす事ができる。
常に威風堂々、自らの考えは曲げず、そのまま突っ走る。それが時に騒動を巻き起こす事もある。
かつて太古の昔にアポフィスと渡り合った事があり、それから一方的かつ勝手にアポフィスを好敵手とみなし、アポフィスが住処を変えた今でも気配を追いかけやって来た。
それは、度の過ぎた恵み。彼にとっての慈愛は生命にとって過剰すぎるものだった。
草は萎れ、池は干上がり、何もかもが渇く。
遍く照らす日の光。それは太陽そのもの。
彼はいつの世でも、己を殺さんとする血気盛んな者との戦いに飢えている。
■好き:獣の生き血
■嫌い:退屈
■サトゥル
■性別:男性 身長:190cm 年齢:不明
生命の人外。
だぼだぼのローブを着て、古めかしい大きな鞄を持ち歩く。鞄の中にはコンパクトに収納された大鎌が入っている。
能天気で、いつでも底抜けに明るい声で朗らかに笑っている。
色々な事に対して鈍感だが、人外の本質を見抜いたり時折鋭いところを見せる。
それは生命そのもの。彼の歩いた跡は草が芽吹き、
撫でられた死体は再び息を吹き返す。
しかしその生命は不条理だ。命を望む人間の体内に7つの心臓を作り出したり、子供を望んだ人間に何の血も引かぬ赤子を与えたり。
悪気があってやっている訳ではない。しかし彼は些か純粋すぎる。
■好き:散歩
■嫌い:痛い事